「矯正治療は長い時間をかけて治療をするんだな」
矯正治療でカウンセリングを行うと、
多くの患者さんたちはこのような印象を持つ人が多く見られます。
矯正治療の期間は、個人差があるものの一般的に1年半~3年程度です。
患者さんの歯並びの状態やかみ合わせ、年齢によっても変わります。
今回は、矯正治療になぜ時間がかかるのかと、
治療を長引かせないために患者さんができることについて解説します。
なぜ矯正治療は時間がかかるの?

矯正治療では、弱い力をかけて歯を少しずつ動かします。
歯が動くときには、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が、
がゆっくりと作り替えられています。
この「骨の代謝」にはどうしても時間が必要なのです。
無理に強い力をかけて早く動かそうとしても
- 歯根が吸収され、歯の土台がなくなる
- 歯ぐきへの負担
- 強い力をかけることでの歯や歯ぐきの強い痛み
などのリスクが高まります。
そのため矯正治療は、安全を保ちながら計画的に進めることが大切です。
矯正治療を長引かせないためにできることは?

実は、患者さんに協力していただくことで、
治療期間を長引かせないケースもあります。
効果が出るかどうかは個人差もありますが、
今日から意識できるポイントをご紹介します。
通院間隔を守る(予約の延期をできるだけ避ける)
矯正治療は、定期的な調整が前提で計画されています。
予約が延びると、その分だけ歯の動きもストップしてしまいます。
体調管理やスケジュール調整を意識することで
治療はスムーズに進みます。
ゴムかけ(顎間ゴム)を指示通りに行う
かみ合わせを整えるために使用する「顎間ゴム」。
実は、装着時間が不足すると治療が長引く大きな原因になります。
そのため、以下のことをしっかり守ることが必要です。
- 指示された時間を守る
- 外したら必ず再装着
- 切れたらすぐ交換
歯間ゴムの利用を手間だと感じることもあるかもしれませんが、
しっかり守ることで治療の効果を発揮しやすくなります。
マウスピース矯正は装着時間を守る
マウスピース型矯正の場合、
1日20~22時間以上の装着が基本です。
「少しくらい大丈夫かな…」と、
食事のあとやマウスピース洗浄のあとに
外す時間が長くなると、結果的に治療期間の延長につながります。
決められた装着時間を守ることが、最短ルートになります。
装置のトラブルはすぐご連絡を
- ワイヤーが外れた
- ブラケットが取れた
- マウスピースが合わない
こうしたトラブルを放置すると、歯が予定通り動きません。
違和感があれば、速やかに歯科医院にご相談ください。
早めの対応が、結果的に治療期間の短縮につながります。
お口の中を清潔に保つ
歯ぐきに炎症があると、歯の動きがスムーズに進まないことがあります。
丁寧な歯磨き、フロスや歯間ブラシの使用、クリーニングなどを行うことで、
日頃から歯を清潔に保つようにしましょう。
健康な歯ぐきは、矯正治療の土台になります。
治療期間を左右するのは、毎日の積み重ね

矯正治療は、できるだけ早く終わらせたいものですよね。
治療のゴールに向けて、後戻りの少ない安定した仕上がりを目指すためには、
一定の期間をかけて丁寧に進めていくことが大切です。
とはいえ、できるだけ予定通りに、
あるいは少しでもスムーズに治療を終えたいと考える方もいるでしょう。
そのためには、医師の指示をしっかり守り、
日々できることを積み重ねていくことが重要です。
それが結果的に、治療期間を長引かせないことにつながります。
できた矯正歯科では、
できるだけ治療期間を延ばしたくないという患者さんの気持ちに寄り添いながら、
治療をスムーズに進めるためのポイントをお伝えし、
一緒にゴールを目指していきます。
矯正治療について気になっている方は、
ぜひできた歯科までお気軽にご相談ください。











