ドクターズノート

【早く終わらせたい!】矯正の治療期間の目安とは?

こんにちは!熊本市中央区の矯正歯科「できた矯正歯科」です。

「矯正をしたいけど、長い期間矯正をするのはちょっと・・・」
「矯正治療は長いイメージがあるけど、実際の治療期間はどのくらいなんだろう?」

歯並びやかみ合わせを治したくて矯正を検討している方は、
矯正治療の治療期間は長い」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
矯正治療はさまざまなケースや個人差があるので、治療期間は人それぞれですが、
目安を知ったうえで治療に備えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

今週は、平均的な矯正治療期間の目安を、矯正の範囲別・種類別に解説し、
さらに治療期間を少しでも短くするために患者さんができることを紹介します。

平均的な治療期間の目安は?

矯正治療の平均期間はおよそ1年~3年です。
ただし、矯正する範囲や治療に使用する装置、一人ひとりの症状や歯の動き方によって大きく変わります。

矯正治療が年単位でかかるのが一般的な理由は、
歯を支える力と再生する力を利用して歯を動かすためであり、動く幅は1か月に1mm程度にとどまるからです。

「歯に強い力を加えれば、もっと早く動くのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし強い力を与えても早く動くわけではなく、むしろ歯を支える力や再生する力が適切に機能せず、
炎症が起きたり、歯の根(歯根)が短くなったりするリスクがあります。

そのため、少しずつ歯を動かすことが、歯の健康を保ちながら理想の形に近づけるために欠かせないのです。

矯正の範囲での治療期間目安

歯を動かす距離が広ければ治療期間は長くなり、狭ければ短くなります。
ここでは全体矯正と部分矯正の目安を解説します。

全体矯正

歯を全体的に矯正する場合の治療期間は1年〜3年が目安です。
かみ合わせの改善を行う場合や、歯並びを整えるために抜歯が必要な場合は、
さらに長期間かかることもあります。

部分矯正

部分矯正は主に前歯だけを対象とする治療で、見た目の改善を目的とするケースが多く見られます。
治療期間の目安はおよそ2か月〜1年半です。

矯正の種類別での治療期間目安

 

 

 

 

 

矯正では、ワイヤー矯正を選ぶか、マウスピース矯正を選ぶかによっても期間が異なります。
また、一人ひとりの矯正前の症状や歯の動き方によっても差が出ることがあります。

表側ワイヤー矯正

表側ワイヤー矯正の治療期間はおよそ1年~3年が目安です。
歯にブラケットをつけ、ワイヤーを通して力を加える方法で、幅広い症例に対応でき、
歴史の長い治療法です。

裏側ワイヤー矯正

裏側ワイヤー矯正の治療期間はおよそ1年半~3年が目安です。
歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけるため、見た目に影響が少ないのが特徴です。

ただし、裏側矯正はワイヤーの力が表側に比べて伝わりにくいため、歯を動かす効率が下がり、
治療期間が長くなる場合があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正の治療期間はおよそ2か月~3年が目安です。
歯に弱い力をかけて少しずつ動かす方法で、
かみ合わせや歯並びの乱れが比較的軽度な場合に向いています。

症状の改善には、毎日20時間ほどの装着が必要とされています。


歯の保定も治療期間に含まれる!

矯正治療は装置をつけている間だけではなく、外した後に歯を安定させる「保定期間」も必要です。
保定期間はおよそ2年かかるとされています。

歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、これを「後戻り」と呼びます。
後戻りを防ぐためには、リテーナーと呼ばれる装置をつけたり、定期的な診察で歯が戻っていないかを経過観察する必要があります。

理想の歯並びを長く維持するためにも、この保定期間の管理は非常に重要です。

少しでも治療期間を短くするために、患者さんができることとは?

矯正の治療は時間がかかることが前提ですが、その中でも少しでも期間を短くするためには、
医師の力だけでなく患者さん自身の努力も欠かせません。

ここでは、治療期間を短縮するために患者さんができることを解説します。


決められた装着時間をきちんと守る

まずは、決められた装着時間を必ず守りましょう。
マウスピース矯正の場合、1日20時間ほどの装着が必要です。
取り外しができるからこそ「今日は外しておこう」という選択もできますが、
規定の装着時間を守らなければ計画通りに歯が動かず、治療が長引いてしまいます。

毎日20時間装置をつけ続けるのは違和感があり、しんどく感じることもあるでしょう。
ですが、最短で理想の姿に近づくためには患者さん自身の努力も必要です。
ぜひ装着時間は守りましょう。


入念に歯を磨く

2つ目は入念に歯磨きを行うことです。
特にワイヤー矯正は装置を外せないため、細かい部分までブラシが届きにくく、
虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯の健康を保てなければ矯正の効果も下がりますし、もし虫歯や歯周病になってしまえば、
その治療が優先されて矯正が中断されることもあります。

「少し神経質かな?」と思うくらいに、口内環境には注意して、入念に歯磨きを行うことが大切です。


決められた通院期間を守る

3つ目は、通院のスケジュールを守ることです。
装置をつけた後は、およそ1か月に1回、歯が計画通りに動いているか確認する必要があります。
通院間隔が空いてしまうと、歯の動きが想定どおりでない可能性が出たり、
新しい治療方法を検討しなければならないこともあります。

また、保定期間では装置をつけていないため「もう大丈夫」という気持ちになり、
通院をおろそかにしてしまうケースもあります。

医師に指示された通院間隔をしっかり守り、最短での治療ゴールを目指しましょう。


年齢が若いうちに矯正を始める

4つ目は、年齢が若いうちに矯正を始めることです。
上下の前歯4本が生え変わった頃のお子さんであれば、成長の力を利用して歯を動かしやすくできます。

若ければ若いほど顎や歯の骨がやわらかく、代謝も良いため、歯が動きやすい傾向にあります。

矯正を検討し始めたら、なるべく早めに矯正歯科に相談することをおすすめします。


矯正期間は人それぞれ!短縮のカギは日々の習慣

矯正期間の平均はおよそ1年~3年といわれていますが、治療範囲・装置の種類・症状・年齢によっても差があります。
その期間を少しでも短縮するには、医師の力だけでは不十分です。
患者さん自身が、指示に従った通院・日々の習慣を守ることが、治療期間を短くする大きなカギになります。

できた矯正歯科では、患者さん一人ひとりの歯の状態を丁寧に調べ、
症状に合わせた治療を提案しています。

矯正治療をお考えで、治療期間はどのくらい必要か気になる方は、
お気軽にできた矯正歯科までご相談ください!

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