ドクターズノート

歯並びには舌の位置が大切って本当?知っておきたいその理由

歯並びを整えたいと考えたとき、多くの方は歯の動きや顎の大きさに注目します。
しかし、実は歯並びに大きく関係しているのが「舌の位置」なのです。

舌は食事や会話をするときだけ働いているわけではありません。
何もしていないときもお口の中にあり、歯や顎に継続的な力を与えています。
そのため、舌の位置が正しいかどうかによって、歯並びやかみ合わせに影響することがあるのです。

今回は、舌の正しい位置と、舌の位置による歯並びへの影響について詳しく解説します。

舌の正しい位置はどこ?

舌の位置については、意識したことがない方がほとんどなのではないでしょうか。
実は舌の正しい位置は「上あご」なのです。

具体的には、舌先が上の前歯の少し後ろにあるふくらみ部分に触れ、舌全体が上あごに軽く吸い付くような状態が理想とされています。
この位置に舌があると、歯や顎のバランスが保たれやすくなります。

一方で、舌が下の歯の内側に落ちていたり、お口の底に沈んでいたりする状態は「低位舌(ていいぜつ)」と呼ばれます。
低位舌になると、歯並びや顎の発育に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

舌の位置が歯並びに影響する理由3選

ここでは、舌の位置が歯並びに影響する3つの理由について解説します。

歯に継続的な力がかかるため

歯は強い力だけでなく、弱い力でも長時間加わり続けると動く性質があります。
矯正治療もこの仕組みを利用して歯を移動させています。

そのため、舌が前歯を押す癖がある場合、少しずつ歯並びが変化してしまうことがあります。
例えば、飲み込むたびに舌で前歯を押していると、前歯が前方へ傾きやすくなります。
これが出っ歯や前歯のすき間につながるケースもあります。

歯並びは一時的な強い力よりも、毎日続く習慣によって変化することがあるのです。

顎の成長に影響するため

特にお子さまの場合、舌の位置は顎の成長に大きく関係します。

本来、舌は上あごを内側から支える役割を担っています。
正しい位置に舌があることで、上あごが横方向へ適切に成長し、永久歯が並ぶスペースを確保しやすくなります。

しかし、舌が常に下がっている状態では上あごへの刺激が不足します。
その結果、顎の幅が十分に広がらず、歯が並ぶスペースが充分にとれない場合もあります。
そのスペースが足りなくなると、歯の重なりや、ガタガタした歯並びにつながることもあります。

成長期は顎の発育に大きな変化が起こる時期です。
この時期の舌の位置は、将来の歯並びを左右する重要な要素の一つといえるでしょう。

矯正治療後の後戻りにつながるため

矯正治療で歯並びを整えても、舌の位置や使い方が改善されていなければ後戻りのリスクが高まります。歯を動かした後も舌が間違った方向から力を加え続けるためです。

例えば、前歯を舌で押す癖が残っている場合、せっかく整えた歯並びが再び乱れてしまう可能性があります。
特に開咬(前歯がかみ合わない状態)などは、舌の癖が大きく関係していることがあります。

歯を動かすことはもちろん大切ですが、良い状態を維持するためには原因となる習慣の改善も欠かせません。

舌の位置を改善するためにできることは?

舌の位置は普段意識する機会が少ないため、自分では気付きにくいものです。
しかし、まずは現在の状態を知ることが改善へとつながります。

ここでは、舌が下がっているサインの見つけ方と、改善のためにできることをご紹介します。

舌が下がっているサインを自分で見つける方法

まずは、ご自身の舌の位置やお口の状態を確認してみましょう。

リラックスした状態で口を閉じたとき、舌がどこにあるか意識してみてください。
舌が自然に上あごについていれば理想的な状態です。

一方で、舌が下の歯の内側に触れていたり、お口の底に落ちていたりする場合は、低位舌の可能性があります。次のような項目に当てはまる方は注意が必要です。

舌が下がっているサイン

  • 気が付くと口が開いている
  • 口呼吸をしている
  • 飲み込むときに唇へ力が入る
  • 前歯で舌を押している感覚がある
  • いびきをかきやすい

すべての症状が舌の位置だけで説明できるわけではありませんが、複数当てはまる場合は一度矯正歯科へ相談してみるとよいでしょう。

改善するためにできること

舌の位置は意識によって改善が期待できます。

まずは普段から、舌が上あごについているか確認する習慣をつけましょう。
気づいたときに正しい位置へ戻すことを繰り返すことで、少しずつ正しい状態が身につきやすくなります。

また、口が開きっぱなしになる方は、口呼吸の癖がある可能性があります。
口呼吸は舌が下がりやすくなる原因の一つであるため、日頃から鼻呼吸を意識することも大切です。

特にお子さまの場合は、成長期のうちから舌の位置やお口周りの使い方を見直すことで、健やかな顎の発育につながる可能性があります。

ただし、舌の位置がなかなか改善しない場合や、歯並びへの影響が気になる場合は、早めに矯正歯科へ相談しましょう。

美しい歯並びを支えるのは舌の正しい位置


歯並びというと歯だけに注目しがちですが、その土台には舌の存在があります。

正しい位置に舌があることで、歯と顎のバランスが保たれ、健康的な歯並びにつながります。
一方で、舌が下がっていたり前歯を押したりする癖があると、歯並びの乱れや矯正治療後の後戻りを引き起こす可能性があります。
ご自身やお子さまの歯並びが気になる方は、ぜひ一度舌の位置にも注目してみてください。

できた矯正歯科では、歯並びだけでなく、舌の位置やお口の機能も含めて丁寧に診査し、一人ひとりに合った治療をご提案しております。
歯並びやかみ合わせが気になる方、矯正治療をご検討中の方は、できた矯正歯科までお気軽にお問い合わせください。

できた矯正歯科
住所:〒862-0959 熊本県熊本市中央区白山2-3-12
   *JR豊肥本線・熊本市電「新水前寺駅」より徒歩1分
電話番号:096-245-6480
予約サイト:https://reservation.stransa.co.jp/ba0cebd1990504ebb4b4f7603d0008a4
前へ 一覧ページに戻る
top
0962456480 WEB予約 診療時間 駐車場のご案内
診療時間
診療時間
9:00~13:00
14:00~18:00

...一部休診(詳しくは予約ページからご確認ください)

駐車場