
ドクターズノート
矯正中にすき間ができた!歯並びが変わる理由
矯正治療を始めてしばらくすると、
「前より歯と歯の間が空いている気がする」
「治療前にはなかったすき間ができた」
と気づくことがあります。
きれいな歯並びを目指して治療を始めたのに、途中で見た目が変わると、
心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ矯正治療の途中ですき間ができるのでしょうか。
今回は、治療中に歯並びが変わって見える理由と、気になるときに確認したいポイントについて解説します。
矯正治療中に歯と歯の間にすき間ができるのはなぜ?
矯正治療中に一時的なすき間が生じることは、治療の進め方によっては起こり得ます。
その理由を理解するには、「歯を並べるためにはスペースが必要」という矯正治療の基本を知っておくと分かりやすいでしょう。
歯を動かすためのスペースを作っている
歯が重なって生えている「叢生(そうせい)」、いわゆるガタガタの歯並びを整える場合、歯をきれいに並べるためのスペースを確保する必要があります。
たとえば、混雑した駐車場で車をきれいに並べ直す場面をイメージしてみてください。
隣同士の車がぎりぎりに停まっていると、それぞれを自由に動かすのは難しいでしょう。
いったん動かせるスペースを作り、少しずつ位置を調整しながら全体を整えていきます。
矯正治療も、考え方はこれと似ています。歯を一度に最終的な位置へ動かすのではなく、必要なスペースを確保しながら少しずつ移動させていきます。
歯はすべて同じタイミングで動くわけではない
矯正治療では、歯並び全体を見ながら段階的に歯を動かしていきます。
最初に前歯の重なりを改善し、その後に奥歯との位置関係を調整するなど、治療には順序があります。
そのため、一部の歯が先に移動すると、その隣に一時的なすき間が見える場合もあります。
つまり、治療途中の歯並びは「完成した状態」ではありません。
途中の一場面だけを見ると以前より気になる部分があったとしても、その後の治療で調整することを前提としているケースがあります。
「歯並びが悪くなった?」と不安になったときは
矯正治療中は、すき間以外にも「前歯が出たように見える」
「かみ合わせが以前と違う」
など、見た目や噛み心地の変化を感じることがあります。
こうした変化があると、「矯正を始めてから、かえって歯並びが悪くなったかも」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、治療途中の歯並びは、まだ完成した状態ではありません。
ここからは、なぜこのような変化が起こるのか、治療中に知っておきたいポイントを見ていきましょう。
できたすき間はいつなくなる?
治療途中にすき間ができると、「いつまでこの状態が続くの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
すき間が閉じる時期は、歯を動かす順番や治療計画によって異なります。
すぐに閉じ始める場合もあれば、ほかの歯を動かしたあとにまとめて調整することもあるため「何か月で閉じる」と一概にはいえません。
また、歯が動くスピードにも個人差があります。
早くすき間を閉じたいからといって、矯正装置の力を必要以上に強くすればよいわけでもありません。
歯やその周囲の組織の状態を確認しながら、適切な力で少しずつ動かしていく必要があります。
治療途中では見た目より「動かす順番」が重要
矯正治療の目的は、単に歯を横一列に並べることではありません。
上下の歯のかみ合わせや歯の傾きなども確認しながら、全体のバランスを整えていきます。
そのため、治療期間中ずっと理想的な見た目を維持しながら歯を動かせるとは限らないのです。
たとえばマウスピース矯正では、複数枚のマウスピースを順番に交換し、少しずつ目標の位置へ歯を移動させます。
ワイヤー矯正でも、ワイヤーの太さや形、力のかけ方などを調整しながら段階的に治療を進めます。
「今の見た目」だけではなく「最終的な歯並びに向けてどの段階にいるのか」を確認することが重要になります。
すき間ができたら放置してよいとは限らない
一方で、「矯正中だから、どんなすき間ができても問題ない」というわけではありません。
装置が外れている、ワイヤーに不具合がある、マウスピースが適切にはまっていないなど、予定どおりに歯へ力が加わっていない可能性も考えられます。
また、歯の動きには個人差があるため、治療計画と実際の動きにずれが生じることもあります。
特に、急に大きなすき間ができた場合や、装置の違和感・強い痛みを伴う場合、マウスピースが浮いてきた場合などは、次回の予約まで自己判断で待たず、通院中の矯正歯科へ相談すると安心です。
治療途中の変化も確認しながらゴールを目指しましょう

矯正治療では、歯を少しずつ動かしながら最終的な歯並びとかみ合わせを目指します。
そのため治療途中には、歯と歯の間にすき間ができたり、一時的に歯並びが変わって見えたりすることがあります。
大切なのは、途中の見た目だけで治療が順調かどうかを判断しないことです。
ただし、すべての変化が予定されたものとは限りません。
急にすき間が広がった、装置が外れた、マウスピースが合わなくなったなど、気になる変化があれば担当医へ相談しましょう。
矯正治療は数か月から数年にわたることもあり、その途中では「本当にきれいになるのだろうか」と不安を感じる時期もあります。
現在どの歯をどのような目的で動かしているのかを担当医と共有しながら、一つひとつの変化を確認して治療を進めていくことが大切です。
できた矯正歯科では、患者さん一人ひとりが目指す治療のゴールに向けて、丁寧に寄り添いながら矯正治療を進めてまいります。
「矯正治療を始めてみようかな」「まずは話を聞いてみたい」とお考えの方は、ぜひできた矯正歯科までお気軽にお問い合わせください。
住所:〒862-0959 熊本県熊本市中央区白山2-3-12
*JR豊肥本線・熊本市電「新水前寺駅」より徒歩1分
電話番号:096-245-6480
予約サイト:https://reservation.stransa.co.jp/ba0cebd1990504ebb4b4f7603d0008a4










