八重歯・叢生（でこぼこ）
叢生（でこぼこ・八重歯）とは？
叢生（そうせい）とは、歯が本来の位置に並びきれず、重なったりねじれたりしている状態のことです。
「でこぼこした歯並び」「八重歯」とも呼ばれ、日本人に比較的多く見られる不正咬合のひとつです。
歯がきれいに並んでいないことで、見た目の印象はもちろん、歯磨きのしづらさや虫歯・歯周病のリスクが高くなることもあります。
叢生の原因
顎の大きさと歯のバランス
- 顎のスペースが狭いのに、歯が大きい
- 永久歯の生えるスペースが足りない
このような骨格と歯のバランスの不一致が主な原因です。
乳歯の早期喪失や生え変わりの異常
乳歯が早く抜けてしまったり、永久歯が正しい位置に生えてこなかったりすると、歯列に乱れが生じることがあります。
遺伝・生活習慣の影響
- 指しゃぶり・口呼吸などの癖
- 遺伝による顎の小ささや歯の大きさ
放置するとどうなる？
| 見た目の影響 | 口腔内の健康 | 機能面の問題 |
|---|---|---|
| 笑ったときに歯並びが気になる | 歯が重なって磨き残しができやすい | 噛みにくさ、発音への影響 |
| 八重歯やねじれた歯が目立つ | 虫歯や歯周病のリスクが高くなる | 顎のバランスが崩れ、 顎関節症の原因になることも |
叢生は見た目だけの問題ではなく、将来的なお口全体の健康リスクにつながる可能性があります。
叢生の治療法
ワイヤー矯正（表側・裏側）
歯を正しい位置に導き、バランスよく整えるために最も多く用いられる治療方法です。
- 重度の叢生にも対応可能
- 抜歯の有無を含め、精密な治療計画を立てます
- 見た目が気になる方には裏側矯正（リンガル）も対応
マウスピース型矯正
（インビザライン）
軽度～中等度の叢生には、透明なマウスピース型の矯正装置で対応可能です。
- 見た目に配慮しながら歯列を整えたい方におすすめ
- 自分で取り外せるので、歯磨きや食事も快適
- 症例によってはアタッチメントの併用が必要
アンカースクリュー併用矯正
歯を効率的に動かすため、必要に応じて"アンカースクリュー（小型のインプラント）"を使うことがあります。
- 難しい歯の動きにも対応しやすくなる
- 治療期間の短縮や精度向上が期待できます
このような
お悩みはありませんか？
- 歯がでこぼこしていて見た目が気になる
- 八重歯が目立ってしまう
- 歯磨きがしにくく、虫歯が心配
- 将来、歯の健康に不安がある
- 笑顔に自信を持ちたい
叢生は、見た目・機能・健康のバランスを整えることで、長く快適に過ごせるお口環境へと改善が可能です。
