ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは?
ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力を加え、少しずつ理想的な位置へと動かしていく矯正方法です。
多くの症例に対応でき、歯の細かな動きまで調整可能な信頼性の高い治療法として、長年にわたり広く行われています。
ワイヤー矯正の仕組み
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」と「歯根膜(しこんまく)」によって支えられています。
ワイヤーによって歯に持続的な力がかかると、歯根膜の片側では骨を吸収する細胞が働き、反対側では骨を作る細胞が活発になります。
この「骨の吸収」と「再生」の繰り返しによって、歯が少しずつ移動し、歯並びが整っていきます。
ワイヤー矯正の
メリットデメリット
メリット
- 常に装置が装着されているため、確実に歯を動かせる
- 歯を1本ずつ細かく調整できるため、仕上がりが美しい
- 複雑な歯並びや難症例にも対応可能
- 治療中に装置の取り外しを気にしなくてよい
デメリット
- 装置が目立ちやすい
- 食事や歯磨きがしづらくなる場合がある
- 矯正力が強いため、痛みを感じやすい時期がある
見えにくい矯正をご希望の方へ
リンガルブラケット矯正(裏側矯正)
「リンガル矯正」とは、歯の裏側に装置を取り付ける矯正方法です。
装置が外から見えないため、矯正治療中であることを周囲に気づかれにくく、見た目を気にされる方に人気です。
- 表側矯正と比べて目立ちにくい
- マウスピース矯正よりも幅広い症例に対応
- 就職活動・接客業・ブライダルなどの場面でも安心
患者様のご希望に合わせて、以下の2つのスタイルからお選びいただけます。
ハーフリンガル矯正
- 上の歯だけ裏側に装置を装着
- 下の歯は表側矯正で費用を抑えられる
- 見た目を重視しつつ、違和感や発音への影響を軽減
笑ったときに目立ちやすい上の歯を裏側にすることで、自然な見た目をキープしながら、コストもバランス良く抑えられる方法です。
フルリンガル矯正
- 上下ともに歯の裏側に装置を装着
- 見た目に配慮したい方に最適
- 場合によっては透明の補助装置(リンガルボタン)も併用
仕事やプライベートで見た目に気を使いたい方、完全に「見えない矯正」をご希望の方におすすめです。